アカデミー賞🄬ノミネート監督であり、『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』、『フォードvsフェラーリ』の名匠ジェームズ・マンゴールドが、主演にティモシー・シャラメを迎えて世界に送り出す最新作『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』より、特報映像とティザービジュアルが解禁された。
解禁された特報映像では、何も持たない一人の青年がニューヨークの街にたどり着き、街をさまよい歩くシーンから始まる。闇に覆われた街で淋しげな背中を見せていた名もなき存在だった彼が、一転して光に包まれ、ギター一本で聴衆を引きつける印象的な歌声を響かせていく。それはまさに、伝説が始まる瞬間。高揚感が押し寄せ、それだけでゾクゾクする期待が高まる映像だ。
歌われているのは、ボブ・ディランの「はげしい雨が降る」。2016年のディランのノーベル賞受賞式で、パティ・スミスが途中で感極まりながらも歌い切り、聴く者も涙した名曲中の名曲だ。本作でディランのビジュアル、声、パフォーマンスに至るまで徹底的に研究し、若き日の本人が蘇ったかのような見事なディラン像を体現しているシャラメは、すべてのシーンで自身の歌声を披露している。
さらに映像内では、「フリーホイーリン・ボブ・ディラン」のアルバムジャケットで知られる、当時の恋人スージー・ロトロにインスパイアされた、エル・ファニング演じるシルヴィーとの恋、当時すでに音楽シーン注目のシンガーで、次第にディランと歌をわかち合うことになる「フォークの女神」ジョーン・バエズ役のモニカ・バルバロ、そして、まだ無名だったディランの才能を見抜き、ディランのミュージシャンとしての道を先導した偉大なフォーク・シンガー、ピート・シーガー役を演じるエドワード・ノートンの姿も映し出されている。
■『名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN』特報映像
2025年2月 全国公開